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肩の痛みに冷えは大敵

2021/06/28
ブログ
こんにちは!
はな鍼灸整骨院安東院の中久保です。

今年も暑くなってきましたね。
みなさんは、クーラーをどのくらい使っていますか。
家の中でも熱中症になってしまうので、クーラーは使いましょう。
ただ、使い方にはご注意を。。。。

クーラーを使うにあたって危険なのは、「クーラー病(冷房病)」です。
クーラー病とは、冷房が効きすぎている室内にいたり、暑い室外と寒い室内を
何度も行き来しているうちに、自律神経のバランスが崩れ身体にさまざまな
不調が起こることをいいます。

クーラー病の症状
・エアコンをかけすぎると室内の空気が乾くので粘膜が乾燥しやすく、鼻水・咳など
 風邪に似た症状がでることがあります。乾いた粘膜にはウィルスが付着しやすいので
 そのまま夏風邪をひいてしまうケースがあります。
 他に血行不良・生理不順・生理痛・全身の不調などあります。

クーラー病の対策
・身体を冷やし過ぎないことです。身体から熱が逃げないように、全身を適度に
 温かい状態に維持することが大事です。
 全身を温めるポイントは「3首」。
 3首とは、首・手首・足首です。
 3首には太い血管が通っているため、この3か所を重点的に温めることで、
 効率的に全身を温かくキープすることができます。みなさん気を付けてくださいね。

さて、ここからが本題です。
 本日は、当院でも非常に多くみられる「五十肩(俗称)」と呼ばれている
 肩関節周囲炎を取り上げたいと思います。

肩関節は、骨や軟骨・靭帯・腱などによって構成されています。
これらの組織が、退行変性(老化)により炎症を起こし、肩関節の関節包が
狭小化した結果、肩関節の痛みや動きの制限が生じている状態と言われています。
簡単に言うと、肩関節が固まって腕が挙げられなくなったり、後ろに手を回したり
することが辛くなる疾患です。(ただし、他の疾患も考えられます)

この肩関節周囲炎は、はっきりと原因が分かるものもあれば分かりにくいものも
あります。負傷した時期や原因がはっきりしないものは、一時的な疲れや肩こりなどと
思いこみ、我慢して放置していると完治するまで一年以上かかることもありますので、
注意して下さい。

「最大で治癒までに七年かかる報告もあります」

では、五十肩にはどのような症状がみられるでしょうか。

初期は、筋痙縮期(炎症期)期間2~9カ月
炎症が強く鋭い痛みが発生。この時期痛みが強く筋肉の痙攣を増強させるので、
無理に動かすことはおすすめできません。

上記の期間を過ぎると、筋拘縮期(凍結期)期間4~12カ月
この時期は、肩を動かしたときの痛みは多少和らぎます。しかし肩が固く
こわばってしまい、動かせる範囲が制限されます。日常生活でも無理な肩関節の
動作は避けて、動かせる範囲で動かしていくことが大切です。

さらに進んでいくと、回復期 期間6~9カ月
この時期にリハビリを徹底的に行って、一刻も早く肩関節の柔軟性を取り戻す必要が
あります。回復に向かう時期なので、リハビリが重要になってきます。

では、ホームエクササイズはどんなことをするか紹介いたします。


当院でもお一人お一人の症状に合わせた施術を心掛けていますので、
お気軽にご相談ください。

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